3八飛戦法(さんはちひせんぽう)は、将棋の戦法の1つ。飛車を左に一つ寄って活用する。先手ならば3八、後手の場合は7二飛になる。 この形の代表的な戦法には、袖飛車が特に知られている。 ネコ式縦歩取りなども同様であるが、飛車が左に一間寄る戦術は、相手陣の角行の活用を促す角道の入口、先手で7六、後手で3四を睨んで角の動きや陣形を牽制する事になり、また角が▲7七(△3三)に構える展開には角の頭が弱点になる事から、数多く指されている。 先手が初手▲3六歩と早くに飛車のコビンの歩を突く指し方も、飛車は3八飛として活用する。