小泉小太郎(こいずみこたろう)は、長野県上田地域に伝わる民話。人間の父親と大蛇の母親との間に産まれた少年・小太郎にまつわる物語。同じく長野県松本地域・北アルプス地域には泉小太郎(いずみこたろう)という民話が伝わり、こちらは小太郎が自らの母親である竜と共に松本盆地を開拓する物語である。これらは内容こそ異なるものの関連が指摘されており、現代になってこれらを一つの物語に再編する試みがなされ、作家・松谷みよ子による創作『龍の子太郎』では物語の根幹を成す。