小室町(こむろちょう)は、千葉県船橋市の町丁名のひとつ。地元では単に小室と呼ばれ、北総鉄道北総線の駅名や国土地理院の三角点も「小室」としている。 氷河期の終わりごろ、旧石器時代の3万4000年前から現代に至る歴史があり、船橋市域で初めて前方後円墳や大刀が出土した小室台遺跡をはじめ、遺跡は町内だけで7か所を数える。鎌倉、室町時代から続く旧家6軒や民話がある一方、現代の顔も合わせ持ち、千葉ニュータウンで最初に街びらきが行われ、第1期住民が入居した。船橋、白井、印西3市に広がる「千葉ニュータウンここに始まる」土地でもある。 2021年(令和3年)3月現在、船橋市の総人口、総世帯数の各1%にあたる6626人、3193世帯が居住している。 町内には公園や緑地計13か所が計画配置されており、自然環境に恵まれた東京近郊のベッドタウンとして人気が高く、就業世帯の大半が都内方面へ通勤している。郵便番号270-1471。