『妖精作戦』(ようせいさくせん)とは、笹本祐一作の作品。初版がソノラマ文庫から1984年に発売され、さらに2011年に創元SF文庫よりシリーズが再々発売された。作者のデビュー作であり、著者の「現役最古のライトノベル作家」という自称が示すとおり、この作品は青少年向けSFが「ジュブナイル」と呼ばれていた時代に発売され「時代を変えた」、「ライトノベルの直系の先祖」とも言える作品である。 この作品に影響を受けた作家は数多く、谷川流、有川浩、小川一水、秋山瑞人などファンは多い。 現在のライトノベルに影響を与えた点として、は『ライトノベル30年史』において、 主人公たちはただの高校生だが、おたく的な知識が事件解決の手段として使われている。また70年代から80年代のアニメや特撮物を共通基盤にした独特のノリ、型番やスペックをそのまま出すメカの書き込みなど、同時代的情報を共有する小説の流れは本作から始まったといっていい。 と述べている。