『天経或問』(てんけいわくもん、旧字体: 天經或問)は、中国清代初期の康熙14年(1675年)頃成立した、西洋天文学・宇宙論の入門書。著者は游藝(游子六)。イエズス会宣教師が伝えた天動説や地球球体説、ティコ・ブラーエらの説を紹介する。中国本国よりも江戸時代の日本で盛んに読まれた。 康熙20年(1681年)頃成立した続編『天経或問後集』と区別して、『天経或問前集』とも呼ばれる。