天城山心中(あまぎさん しんじゅう)とは、1957年12月10日に、伊豆半島の天城山において、4日前から行方不明となり捜索されていた学習院大学の男子学生のO(当時20歳)と、同級生女子の愛新覚羅慧生(あいしんかくらえいせい:当時19歳)の2名が、Oの所持していた拳銃で頭部を撃ち抜いた状態の死体で発見された。当時のマスコミ等で「天国に結ぶ恋」として報道された事件。 慧生は清朝最後の皇帝にして、旧満州国の皇帝でもあった愛新覚羅溥儀の姪にあたり、溥儀の実弟愛新覚羅溥傑の長女。 母は「流転の王妃」で知られる旧侯爵嵯峨家の嵯峨浩。