南部鉄道(なんぶてつどう)とは、かつて青森県八戸市の尻内駅(現・八戸駅)とその西方にある三戸郡五戸町の五戸駅との間を結んでいた鉄道路線およびその運営会社である。 昭和初期に開業。将来的に秋田県内の毛馬内(十和田南駅)への延伸や、さらに種差海岸へ延長計画のほか、三戸町や十和田市、東北町への延伸構想もあったものの果たせず、1968年5月16日に発生した十勝沖地震によって全線に壊滅的な被害を受け、復旧しないまま廃止となった。 会社は鉄道廃線後、社名を南部バスに変更し、バス専業の会社として存続していたが、経営難のため2017年3月1日付で岩手県北自動車へ事業譲渡し破産。2018年4月16日に法人格が消滅した。