国民体育大会高等学校野球競技(こくみんたいいくたいかいこうとうがっこうやきゅうきょうぎ)は、国民体育大会における高等学校野球大会である。秋季地区大会の最中に行われることになるため、高校野球三大大会(明治神宮野球大会・選抜高等学校野球大会・全国高等学校野球選手権大会)を優先し、3年生のみで参加する高校も多い。2009年現在、硬式の部と軟式の部がある。高校硬式野球については第1回大会から実施されている。第1回から第3回まで正式競技として実施され、これらの大会では実業団野球の試合も実施された。第4回から第9回まで公開競技、第10回から第30回まで正式競技、第31回から公開競技となって現在に至っている。出場校は、第43回までは回によって実施時季がまちまちのため、選抜出場校から選出されることもあれば、選手権出場校から選出されることもあったが、第44回からは実施時季が初秋に固定されて、選手権出場校からのみ選出されるようになった。選抜出場校から選出されていたことがあるため、第19回優勝の博多工をはじめ、選手権出場歴はないのに、国体出場歴はある学校も存在する。2000年の55回大会から9回引き分け抽選が導入され、2013年の68回大会からは引き分け抽選に代えて延長戦ではタイブレーク制が導入されている。なお2022年以降は硬式・軟式各8校が出場。