回廊列車(かいろうれっしゃ、独: Korridorzug)とは、本来は国内列車であるが、さまざまな理由により、国外の路線を経由して運行される旅客列車のこと。 そのほぼすべてが早くから鉄道が建設され、なおかつ2度の世界大戦で、国境が絶えず変化したヨーロッパにある。「廊下列車」(ろうかれっしゃ)とも呼ばれる。国際線旅客機の鉄道版(飛行機を降りて、通関及び入国手続きをするまでは発地国にいる)である。 通常、回廊列車が経由する国外の路線上の駅は、全て通過扱いで乗降はできないが、その代わりに出入国手続が不要となっている。