原子価殻電子対反発則(げんしかかくでんしついはんぱつそく、英: valence shell electron pair repulsion rule)は、化学において用いられる、分子の構造を簡単に予測するための模型(モデル)である。電子対反発理論やVSEPR理論と呼ばれる場合もある。この理論においては、原子を取り囲む価電子対が互いに反発する傾向にあり、ゆえにこの反発を最小化する配置を取ると仮定し、これによって分子の幾何構造を予測する。 「VSEPR」は、英語では"ves-pur"あるいは "vuh-seh-per."と発音されている。この理論の開発者に因んで・理論と呼ばれることもある。