北見丸(きたみまる、KITAMI MARU)は、運輸省鉄道総局ならびに日本国有鉄道(国鉄)が青函航路で運航した車両渡船で、姉妹船には日高丸(ひたかまる、HITAKA MARU)があった。両船は太平洋戦争末期に壊滅的被害を受けた青函航路の貨車航送能力回復のため、GHQの許可を1946年(昭和21年)7月に得て建造された。1954年(昭和29年)9月の洞爺丸台風により、両船とも沈没したが、日高丸のみ浮揚後、修復、再就航し、1969年(昭和44年)9月まで運航された。