レーティアン(英: Rhaetian)は、によって定められた地質学用語である、地質時代名の一つ。2億850万年前から2億130万年前(誤差20万年)にあたる、後期三畳紀の最後の期である。前の期は後期三畳紀2番目の期ノーリアン、続く期は前期ジュラ紀最初の期ヘッタンギアン。模式地はオーストリア。レーティアンの末には顕生代で四度目となる大量絶滅が起き、コノドントなど数多くの生物が絶滅した。 詳細は「T-J境界」を参照 レート期とも表記される。レート階という表記もあるが、「階」とは時代を示すものではなく地層に対して当てられる単位(層序名)であり、層序名「 - 階」と地質時代名「 - 期」は対を成す関係である。詳しくは「累代」を参照のこと。