ル・マン・ハイパーカー(Le Mans Hypercar、略称LMH)は、2021年よりFIA 世界耐久選手権 (WEC) の最高峰クラスとして使用されるスポーツプロトタイプカー規定。2020年までの最高峰クラスであったLMP1の後継クラスとして、フランス西部自動車クラブ (ACO) と国際自動車連盟 (FIA) によって共同で作成された。LMH規定ではハイパーカーと呼ばれる高性能ロードカーのレース仕様車か、準レーシングカーとして設計されたプロトタイプのいずれかが選択できる。 また、アメリカの国際モータースポーツ協会 (IMSA) が運営するウェザーテック・スポーツカー選手権で2023年から採用されるル・マン・デイトナ・h(Le Mans Daytona h、略称LMDh)規定との相互交流(コンバージェンス)が予定されている。LMDhは特定のシャシーコンストラクターから購入したシャシーに、独自のエンジンを搭載し、共通ハイブリッドシステムを搭載する。