リステリア・モノサイトゲネス(学名: Listeria monocytogenes)とは、真正細菌の種の1つである。名前はジョゼフ・リスターの姓に由来する。食品媒介性病原細菌の1種であり、リステリア症の病原菌として知られている。その非常に高い病原性は、宿主の生体防御機構の第一線となる食細胞による殺菌を免れるエスケープ機構を有することによると考えられている。レジオネラ菌、サルモネラ菌、ブルセラ菌などと同じく、マクロファージに貪食されても殺菌されずに生存し、さらに増殖する細菌()である。