ライスラーの反乱(ライスラーのはんらん、Leisler's Rebellion)は、17世紀末のニューヨーク植民地で起こった事件である。ドイツ系アメリカ人の商人であり、民兵隊の大尉であるが、植民地南部の支配を掌握して、1689年から1691年までの統治をおこなった。イングランドで起きた名誉革命と、1689年の、ニューヨークを含むでのボストン暴動の余波として起こったこの反乱は、王位を剥奪された国王ジェームズ2世への鬱積した不満が反映されている。 イギリス国王の権威が回復したのは、1691年、イングランド軍と新総督がニューヨークに派遣されてからだった。ライスラーは逮捕された。逮捕したのは総督と軍で、裁判を行い、大逆罪を宣告した。ライスラーは死刑に処せられたが、この反乱により、ニューヨークは激しく敵対する二大勢力に分裂した。