ハートフォード (Hartford) はアメリカ東海岸、コネチカット州の中央部に位置する都市で、州都。人口は12万4775人（2010年）だが、都市圏人口は約120万人に上る。これは全米で45番目の規模である。 1636年にマサチューセッツ州から移住してきた開拓者がオランダとの交易拠点として集落を形成した。後に河港の貿易拠点として発展し、同州の工業、経済の中枢として発展してきたが、一時はブリッジポートなど沿岸部の都市に追い越されており、市民の平均所得は全米で2番目に低かった。一方、今日では『保険の首都』という異名を持つほど、保険業の多くが拠点を構えている（フォーチュン500社にランクインする保険業者数が最も多いのもこのハートフォードであり、ニューヨークを凌ぐ）など、保険産業が同市の経済を支えている。また、トリニティ・カレッジやハートフォード大学などがある学術都市でもある。
