ゲッベルス内閣(ゲッベルスないかく、ドイツ語: Kabinett Goebbels)は、ヨーゼフ・ゲッベルスを首相とするドイツの内閣。1945年4月30日にドイツ総統アドルフ・ヒトラーが自殺に先立って後継の大統領としてカール・デーニッツを指名し、さらに指名した後継内閣の閣僚をも指名した。だが首相に任命されたゲッベルスが翌日自殺したため、この内閣は僅か1日で幕を閉じた。また、この内閣を成立させたヒトラーの遺書が輸送の途絶により隠匿されてしまったため、大統領デーニッツが任命を知ることができたのは首相ゲッベルス、党担当大臣ボルマン、外務大臣ザイス=インクヴァルトの3名だけであった。