プレソーラー粒子またはプレソーラーグレイン (Presolar grains) とは、 太陽が形成される前の時代に形成された小さな固体粒子状の星間物質のこと。太陽が生まれる以前にあった恒星から流出し冷却されたガスの中で形成された。 太陽系形成以前の恒星で起きた恒星内元素合成は、太陽系や天の川銀河平均とは異なる、その親星に固有の同位体組成をそれぞれの粒子に与える。 これらの同位体組成は、親星の中で起こった非常に特異な天体物理学的な核過程を示すものであり、親星の起源を証明する。