ヒジャブ(アラビア語:حجاب. 英語: Hijab, ħijāb)は、アラビア語で「覆うもの」を意味する名詞。ヒジャーブ、ペルシア語ではヘジャブ。イスラム教を信じている女性(ムスリマ)、非ムスリマを含めた着用を法的に義務付けているイスラーム教国内の女性が、頭や身体を覆う布を指して使われることが多い。イスラム教国内の未着用や髪だし度合いへの罰則規定の厳格さは時の政権によって変化し、イスラム穏健派政権の際にはインターネットで欧米の価値観を知る若い女性たちが着用しないことも罰されずに放任されていた。逆に、政権交代後は前髪を出していたことで逮捕された女性が暴行死する事件が起きている。ヒジャブの強制を辞めることは女性を通じて社会全体を支配している非世俗的イスラム教国にとっては、体制崩壊に繋がるアキレス腱となっている。