デジタル物理学(デジタルぶつりがく、英: digital physics)とは、「宇宙は本質的に情報により記述可能であり、それ故、計算可能である」という仮定によって導かれる、物理学及び宇宙論における理論的展望の総称である。このような仮定を立てるとき、宇宙は、コンピュータプログラムの出力、あるいはある種の巨大なデジタル計算デバイスとして理解される。 デジタル物理学は、以下の一つ以上の仮説を基礎としている。(なお、記載の順番はその主張の強さを示す):宇宙(あるいは現実)は、 1. * 本質的に情報である(ただし、各情報のオントロジーがデジタルである必要はない) 2. * 本質的に計算可能である 3. * デジタルに記述可能である 4. * 本質においてデジタルである 5. * それ自身が壮大なコンピュータ(計算機)である 6. * シミュレーテッドリアリティ実行の結果である