セミノール(Seminole)は、もともとはフロリダ州のインディアンで、現在はその州とオクラホマ州に住んでいる。セミノールは18世紀に出現し、ジョージア州、ミシシッピ州、アラバマ州、そしてフロリダ州から来たインディアンで構成され、もっとも著しく多かったのはクリーク族で、サウス・カロライナ州とジョージア州の奴隷制度から逃亡してきたアフリカ系アメリカ人と同じくらい多かった(→『ブラック・セミノール』を参照)。およそ3,000人のセミノールが、オクラホマ州のセミノール居住区を含むミシシッピ川以西に強制移住させられたが、彼らは独自に新しいメンバーを引き入れた。大体、300から500のセミノール達は、フロリダ州のエバーグレーズとその周辺に留まって戦った。フロリダ州のセミノールに対する一連の戦争では、約1,500人の米国の兵士が戦死した。しかし、正式な平和条約は彼らと結ばれることはなく、彼らはアメリカ政府との闘争を諦めなかった。このため、フロリダ州のセミノールたちは、「征服されなかった人々」と自称する。 マスコギ語族の(マスコギ語、)を話す。 今日、セミノールは彼ら自身の土地で主権を握り、経済はタバコ、観光、カジノを基盤にしている。また、「セミノール」という、フロリダ州立大学の体育チーム(ニックネーム)もある。