サーブ・92はスウェーデンの航空機メーカー・サーブの自動車部門(現サーブ・オートモービル)が1949年から1956年まで製造した、同社最初の市販乗用車である。2サイクルエンジン・前輪駆動方式、そしてシクステン・セゾンによる、航空機設計技術を駆使した極めて空力的な車体デザインを特徴とした。 92の基本設計はその後も発展型の93・96へと受け継がれ、96が生産中止となる1980年まで続いた。