インプレッサ(IMPREZA)は、SUBARU(旧・富士重工業)が生産・販売している乗用車である。 初代インプレッサは1992年に発売された。現行型となる(2016年- )では、4ドアセダン(G4)と5ドアハッチバック(スポーツ)の2モデルが販売されている。過去には2ドアクーペ(初代)やスポーツワゴン(初代・2代目)も存在した。エンジンは水平対向4気筒エンジンのみを搭載する。 初代から3代目にかけては、世界ラリー選手権への参戦を目的とした高性能モデル「WRX」や、北米市場専売のオフロードモデル「アウトバックスポーツ」が設定されていた。4代目以降、前者は「スバル・WRX」として独立し、後者は「スバル・XV」に吸収されている。 駆動方式は前輪駆動(フロントエンジン・前輪駆動、FF)モデルと全輪駆動(AWD)モデルが用意されているが、1990年代後半から一部の市場では全輪駆動モデルのみに販売が限定されている。そのため、前輪駆動車が主流の世界のコンパクトクラスの中で、AWDモデルの販売比率が極めて高いという独自性を有している。2018年における日本国内のFFとAWDの販売比率はおよそ49対51であった。