DKW(日本では一般に「デーカーヴェー」と読まれることが多い)は、ドイツの歴史的な自動車とオートバイ製造企業であった。 ドイツでは後発のオートバイ・自動車メーカーでありながら、1920-30年代に得意技術である2ストロークエンジンを活かして急成長を遂げ、1932年のドイツ国内民族メーカー4社合同によるアウトウニオン設立の中核企業となった。「DKW」ブランドは1960年代まで用いられ、そのモデルは以後のアウディ車の母体となった。 「DKW」の語源はもともと「蒸気自動車」を意味するドイツ語: Dampf Kraft Wagenで、第一次世界大戦中にまで起源をさかのぼるが、その後は様々な惹句に語呂合わせされた時期もあったものの、1930年代以降は特段の意味は持たない名称となった。