サーブ・96はスウェーデンの航空機メーカー・サーブの自動車部門(現サーブ・オートモービル)が1960年から1980年まで製造した乗用車である。サーブ・93の改良型としてその主要設計を踏襲して登場、モデルライフ途中でエンジンを4ストローク化し、年々厳しさを増す安全・公害規制をたび重なる改良でクリアしつつ、後継車となるはずであったサーブ・99の登場後も生産は継続され、結局1980年まで20年間にわたって存続し、世界中にサーブというブランドとその強烈な個性を印象付けた。