サラーフッディーン・アル=ビータール(アラビア語:صلاح الدين البيطار’Salah ad-Din al-Bitar、1912年 - 1980年7月21日)は、シリアの政治家であり、1940年代にミシェル・アフラクと共にアラブ・バアス党を設立した。フランス・パリで学生生活を送っていた1930年代にアフラクと共にナショナリズムと社会主義の要素を組み合わせた政治理論を組み立てた。シリアのバアス党政権の初期において首相を務めたが、党全体が急進化していくにつれて孤立するようになり、1966年に国を去った。その後は主にヨーロッパで生活し、政治活動にも関わっていたが、1980年に何者かによって暗殺された。