サハロフ賞(サハロフしょう)とは、人権と思想の自由を守るために献身的な活動をしてきた個人や団体をたたえる賞。1988年12月に欧州議会が創設した。賞の名称はソビエト連邦の物理学者で反体制運動家のアンドレイ・サハロフに由来する。欧州議会の外交委員会と開発委員会が授賞候補者を選定し、毎年10月に受賞者を発表している。2010年の時点では、副賞として5万ユーロが贈呈されている。 初の受賞者となったのは南アフリカ共和国のネルソン・マンデラとロシア人のであった。2011年には「アラブの春の活動家達」名義で、4カ国5名の活動家が受賞した。サハロフ賞は個人のほかに団体にも授賞しており、1992年にはアルゼンチンのに、2009年にロシアの市民運動団体メモリアルが受賞した。 サハロフ賞の授賞式は毎年12月10日に行われており、この日は国際連合総会で1948年に世界人権宣言が採択された日で、世界人権デーに制定されている。