『サラエボ旅行案内』(サラエボりょこうあんない、英語: Sarajevo Survival Guide)は、1993年11月10日に(ファマ)が制作した書籍。1993年に英語で出版され、1994年に日本語版が出版された。FAMAはユーゴスラビアの独立系プロダクションで、ユーゴスラビア紛争が起きた際に本プロジェクトを行なった。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォで包囲攻撃を受けながら、どのように生活するか、どのように恐怖を克服するかをユーモアを交えて描いている。内容は旅行案内書のパロディとなっており、「普通に暮らすことが戦争に対する抵抗だった」「普通でない状況を普通に生きることがルールだった」とも表現される当時のサラエヴォの状況の記録でもある。