ケルソネソス・タウリケの古代都市とその農業領域(ケルソネソス・タウリケのこだいとしとそののうぎょうりょういき)は、ウクライナのクリミア半島セヴァストポリ近郊(2014年以降はロシアが実効支配)に残る古代都市遺跡と周辺の農業遺跡を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。「ウクライナのポンペイ」とも呼ばれ、かつてウクライナの紙幣の図案にも採用されたケルソネソスの考古遺跡は、黒海周辺に植民した古代ギリシアのポリスと、それを支えた農業領域の姿を伝えている点などが評価され、2013年の第37回世界遺産委員会で登録された。