グレート・ノーザン鉄道ウェリントン雪崩事故(Wellington, Washington avalanche)は、1910年3月1日にアメリカ合衆国ワシントン州ウェリントン近郊で発生した列車脱線事故である。 猛吹雪のために2月24日から6日間にわたってウェリントン駅西側にある待避線で立ち往生していた列車2編成(第25列車、第27郵便列車)が、3月1日未明に発生した雪崩の直撃を受けて50メートル下の川に転落し、死者96名(乗客35人、鉄道職員及び労働者61人)、負傷者22名(乗客8人、鉄道職員及び労働者14人)の被害が出た。雪崩による列車事故では、アメリカ合衆国で最悪の被害を出したものである。