オキチモズク(学名:Nemalionopsis tortuosa )は、オキチモズク属に属する淡水産紅藻の一種である。藻体は暗紅褐色のひも状で多数分枝し、10-40センチメートルまで成長するものが多い。1938年(昭和13年)に愛媛県温泉郡川上村(現:東温市)のお吉泉周辺で初めて発見され、その後、九州・沖縄の20数か所で確認されたが、発生がみられなくなり絶滅したと考えられているところも多い。長らくお吉泉を生育北限とする日本固有種とされていたが、台湾や東京都立川市でも発見された。お吉泉周辺、熊本県南小国町の志津川、長崎県国見町のの3か所の発生地は国の天然記念物に指定されている。また、環境省のレッドデータブックでは「絶滅の危機に瀕している種」に指定されている。 なお、オキチモズク属の種分類については混乱が見られ、本種について、同じオキチモズク属に属するNemalionopsis shawii と同種であるとされることもある。

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  • オキチモズク(学名:Nemalionopsis tortuosa )は、オキチモズク属に属する淡水産紅藻の一種である。藻体は暗紅褐色のひも状で多数分枝し、10-40センチメートルまで成長するものが多い。1938年(昭和13年)に愛媛県温泉郡川上村(現:東温市)のお吉泉周辺で初めて発見され、その後、九州・沖縄の20数か所で確認されたが、発生がみられなくなり絶滅したと考えられているところも多い。長らくお吉泉を生育北限とする日本固有種とされていたが、台湾や東京都立川市でも発見された。お吉泉周辺、熊本県南小国町の志津川、長崎県国見町のの3か所の発生地は国の天然記念物に指定されている。また、環境省のレッドデータブックでは「絶滅の危機に瀕している種」に指定されている。 なお、オキチモズク属の種分類については混乱が見られ、本種について、同じオキチモズク属に属するNemalionopsis shawii と同種であるとされることもある。 (ja)
  • オキチモズク(学名:Nemalionopsis tortuosa )は、オキチモズク属に属する淡水産紅藻の一種である。藻体は暗紅褐色のひも状で多数分枝し、10-40センチメートルまで成長するものが多い。1938年(昭和13年)に愛媛県温泉郡川上村(現:東温市)のお吉泉周辺で初めて発見され、その後、九州・沖縄の20数か所で確認されたが、発生がみられなくなり絶滅したと考えられているところも多い。長らくお吉泉を生育北限とする日本固有種とされていたが、台湾や東京都立川市でも発見された。お吉泉周辺、熊本県南小国町の志津川、長崎県国見町のの3か所の発生地は国の天然記念物に指定されている。また、環境省のレッドデータブックでは「絶滅の危機に瀕している種」に指定されている。 なお、オキチモズク属の種分類については混乱が見られ、本種について、同じオキチモズク属に属するNemalionopsis shawii と同種であるとされることもある。 (ja)
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  • オキチモズク(学名:Nemalionopsis tortuosa )は、オキチモズク属に属する淡水産紅藻の一種である。藻体は暗紅褐色のひも状で多数分枝し、10-40センチメートルまで成長するものが多い。1938年(昭和13年)に愛媛県温泉郡川上村(現:東温市)のお吉泉周辺で初めて発見され、その後、九州・沖縄の20数か所で確認されたが、発生がみられなくなり絶滅したと考えられているところも多い。長らくお吉泉を生育北限とする日本固有種とされていたが、台湾や東京都立川市でも発見された。お吉泉周辺、熊本県南小国町の志津川、長崎県国見町のの3か所の発生地は国の天然記念物に指定されている。また、環境省のレッドデータブックでは「絶滅の危機に瀕している種」に指定されている。 なお、オキチモズク属の種分類については混乱が見られ、本種について、同じオキチモズク属に属するNemalionopsis shawii と同種であるとされることもある。 (ja)
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