エリーニュス(古代ギリシャ語: Ἐρινύς, Erīnys)は、ギリシア神話に登場する復讐の女神たちである。複数形でエリーニュエス(古代ギリシャ語: Ἐρινύες, Erīnyes)、またはフューリズ(Furies、単数形はフューリー(Fury))とも称する。日本語では長母音を省略してエリニュス、エリニュエスとも呼ぶ。 古くは数が不定で、多数からなる女神であったと考えられるが、後代の神話では、アレークトー(止まない者)、ティーシポネー(殺戮の復讐者)、メガイラ(嫉妬する者)の三女神に整理された。親殺しや偽誓の罪に対する「復讐の女神たち」として知られる。オリュンポスの神々とは異なる祭祀を受けた。