イザベラ・オブ・フランス(英語: Isabella of France, 1295年頃 - 1358年8月22日)は、フランス王フィリップ4世の王女でイングランド王エドワード2世の王妃。 その美貌は「ヨーロッパ 一」と謳われ、広くヨーロッパの各宮廷で「佳人イザベラ 」と称されていた。 1308年、13歳程の頃にエドワード2世と結婚したが、1324年にで英仏が開戦したために所領を没収され、エドワード2世やその近臣ディスペンサー父子と対立を深めた。1326年に愛人の貴族ロジャー・モーティマーと共にクーデタを起こしてエドワード2世やディスペンサー父子を排除した。15歳の息子エドワード3世を即位させて摂政としてイングランドの国政の実権を握ったが、1330年に成長したエドワード3世が親政の開始を狙って起こしたクーデタにより失脚した。 その所業から"She-Wolf of France"「フランスの雌狼」と呼ばれ恐れられた。