ネールの塔事件(ネールのとうじけん)は、1314年にフランス王フィリップ4世の義理の娘に当たるマルグリット、ブランシュ、ジャンヌが姦通の罪で告発された事件である。フランス王室の不祥事であり、フィリップ4世の王女イザベルが父に密告したことが明確にされている。 ネールの塔はパリにあり、不倫の逸話が伝わっていた。 王太子・王子の妃達は拘禁刑に処され、その愛人であった騎士達は拷問に掛けられた後に処刑され、この不祥事は後のフランス王家に直系カペー家の断絶に至るほどの強い影響を及ぼした。