ア・バオア・クー(A BAOA QU)は、アニメ『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム』などに登場する架空の宇宙要塞である。元々はルナツーやソロモンと同様、資源採掘用にアステロイド・ベルトから運ばれ、ラグランジュポイントのL2に配置された小惑星だったが、一年戦争前にジオン公国の手によってさらにもう1つの小惑星と結合され、半年後に宇宙要塞化工事が完了した。円盤状と錘状を結合させた、キノコとも開いた傘ともつかぬ独特の形状を成す 。 一年戦争時のア・バオア・クーは、宇宙要塞ソロモンや月面基地グラナダとともにジオン公国本土のサイド3を守る重要拠点の一つであった。要塞内部に兵器工廠も設けられており、戦争末期にはモビルスーツとモビルアーマーの生産ラインも稼働していた。漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ジオン軍のMS開発試験場として要塞化される前の姿が登場している。またジオン公国宇宙総軍司令部が置かれていた。ア・バオア・クー攻略戦では漫画『機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー』などの各作品ごとにやや異なる時系列と事象が描写されている。