アブー・アル=カースィム・アッ=ザフラウィー(アラビア語: أبو القاسم بن خلف بن العباس الزهراوي、Abu al-Qasim al-Zahrawi、936年 - 1013年)は、アンダルスのアラブ人医師、薬剤師、科学者である。西洋ではアブルカシス (Abulcasis) の名でも知られている。中世イスラム世界で最も偉大な外科医の1人とされている。彼の医学書はルネサンス期までイスラム世界とヨーロッパで教科書として広く読まれた。彼の最大の業績は『解剖の書』(Kitab al-Tasrif) と呼ばれる30巻の医学百科事典である。 アブー・アル=カースィムは、傷をで治療することを得意とした。もいくつか発明しており、尿道内を調べる器具、咽喉から異物を除去するための器具、耳を検査する器具などがある。