はけとは、「まま」「はば」「のげ」等と共に、崖地形、丘陵、山地の片岸を指す日本の地形名、日本の古語、現在の方言であり、その地形を持つ日本の地名の読みである。国分寺崖線や立川崖線など武蔵野台地の崖線を解説する際によく聞かれるほか、地名や道路名などにもみられる。北海道・東北地方、関東地方にみられ、特に武蔵野地域に多い。 ハケによって雨水や地下水が隔てられるため、水の多いハケ下では稲作が、水の少ないハケ上では畑作が多く営まれるなど、ハケは生活に大きな影響を与えてきた。ハケ上の各所には集落が発生し、それらを結ぶ道は「ハケ道」などと呼ばれる。