NK-33とNK-43は1960年代末から1970年代初頭にかけて、ソビエト連邦のクーイブィシェフ・エンジン工場(現在のN・D・クズネツォフ記念サマーラ科学技術複合)によって開発・生産された液体燃料ロケットエンジンである。N-1ロケットで使用されていたNK-15/-15Vエンジンを改良したもので、N-1Fロケット(N-1ロケットの改良型)で使用するために開発された。N-1計画の中止後も保管されていたNK-33は2010年代以降、ロシアのソユーズ-1(ソユーズ 2.1v)の1段目や、アメリカのアンタレスロケット(5号機まで)の1段目に使用されている。