2019年の台風(2019ねんのたいふう、太平洋北西部及び南シナ海で発生した熱帯低気圧)のデータ。データは基本的に日本の気象庁の情報に基づき、気象庁が熱帯低気圧としていない一部のものについては、合同台風警報センター (JTWC) のみに拠る。 この年、日本では平成から令和への改元が行われたため、5月1日0時(日本時間)までに発生した台風1号と2号は「平成31年台風第○号」で、それ以降に発生した台風3号からは「令和元年台風第○号」で表記する。台風番号は改元に関わらず平成31年からの続き番号とする。 2019年に発生した台風は、平年の25.6個よりも多い29個だった。日本での影響においては、接近数は平年の11.4個より多い15個(統計史上7位)、日本本土への上陸数は平年の2.7個より多い5個(6号、8号、10号、15号、19号が上陸・統計史上5位)と、発生数と日本への接近・上陸数がいずれも平年を上回った。 そのうち、日本に影響を及ぼした台風は7月末に各地の花火大会に影響をもたらした台風6号や、宮崎県や大分県に暴風や大雨をもたらした台風8号、2年振りに「超大型」の台風となり、29年ぶりの広島県上陸などの記録を残し、西日本に大きな影響を与えた台風10号、9月に千葉県を中心に暴風の被害を与え、関東史上最強の台風とも呼ばれた台風15号、台風19号などが挙げられる。