1991年の台風(1991ねんのたいふう、太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。 台風の発生数は29個と、平年と比べて多くはなかったが、日本に接近した台風は9個と、平年の5.3個の倍近い多さであった。この原因の1つは、台風シーズンである8月から9月にかけて太平洋高気圧が弱く、例年よりも高気圧の中心が南東にあったため、台風が高気圧の周囲を回るようにして本土に接近したことであったと推定されている。 日本への上陸台風は3個であり、中でも9月に上陸した台風19号は、全国各地に大きな被害をもたらし、東北地方ではリンゴへの被害が大きかったことから「りんご台風」とも呼ばれた。