『美徳の寓意』(伊: Allegoria della Virtù, 仏: Allégorie de la Vertu, 英: Allegory of Virtue)は、イタリア、ルネサンス期のパルマ派の画家コレッジョが1531年頃に制作した絵画である。テンペラ画。コレッジョの最晩年の作品の1つで、美徳の寓意としての知恵の女神アテナ(ローマ神話のミネルヴァ)を描いており、対作品『悪徳の寓意』(Allegoria del Vizio)とともにイザベラ・デステの書斎を飾るために発注された。ゴンザーガ家、リシュリュー枢機卿、エバーハルト・ジャバッハ、フランス国王ルイ14世のコレクションを経て、現在はパリのルーヴル美術館に所蔵されている。