男の娘(おとこのこ、英: Otokonoko、中: 偽娘)は、日本のインターネットスラングのひとつ。2000年代にサブカルチャーの領域で知られるようになり、2010年代に広く一般に普及してブームを起こした。二次元および三次元の「少女のような外見をした少年」を指すという一定の共通認識は成立しているが、厳密な解釈は定まっていない。 二次元の「男の娘」と呼ばれる、少女のような外見をした少年キャラクターの流行は、1990年代に形成されたショタ・百合などのジャンルが、女装した少年の登場する対戦型格闘ゲームやアダルトゲームのヒットにより、2002年 - 2005年以降急速に女装と結びついて発生したものという考察がなされている。それらのキャラクターが男性にとり異性愛・性的消費の対象であるか否かに関しては専門家の意見が分かれているが、「受け身になりたい」という彼らの願望が反映されているであろうという点では大体の一致をみている。 時期の重なり合う両者に共通する社会的背景は、第二次世界大戦後のフェミニズムの拡大・男性優位主義の縮小の過程と、バブル崩壊後の長引く景気後退・労働市場の急激な規制緩和であり、浮かび上がってくる問題は「男性の生きづらさ」である。「女装してリラックスしたい」というこの現象は、現代日本における男性問題の「映し鏡」として登場したものという考察がなされている。

Property Value
dbo:abstract
  • 男の娘(おとこのこ、英: Otokonoko、中: 偽娘)は、日本のインターネットスラングのひとつ。2000年代にサブカルチャーの領域で知られるようになり、2010年代に広く一般に普及してブームを起こした。二次元および三次元の「少女のような外見をした少年」を指すという一定の共通認識は成立しているが、厳密な解釈は定まっていない。 二次元の「男の娘」と呼ばれる、少女のような外見をした少年キャラクターの流行は、1990年代に形成されたショタ・百合などのジャンルが、女装した少年の登場する対戦型格闘ゲームやアダルトゲームのヒットにより、2002年 - 2005年以降急速に女装と結びついて発生したものという考察がなされている。それらのキャラクターが男性にとり異性愛・性的消費の対象であるか否かに関しては専門家の意見が分かれているが、「受け身になりたい」という彼らの願望が反映されているであろうという点では大体の一致をみている。 三次元の「男の娘」と呼ばれる、現実世界で女装する男性の多くは、トランスジェンダーやゲイなどではなく、一種のコスプレイヤーであるという点で複数の専門家の見方が一致している。江戸時代以前の日本は稚児や女形などの芸能が盛んであり、女装を禁忌としていた西洋文化圏とは対照的な地域のひとつであった。二次元サブカルチャーの動きは、元来女装に寛容であった日本の伝統へと接続し、「かわいい」(英: kawaii)に価値を置く若い世代のカジュアルなファッション文化として定着した。その過程ではインターネットの普及が大きな役割を果たしていた。そして、現実で女装する彼らにも「かわいがられたい」という欲望の存在が指摘されている。 時期の重なり合う両者に共通する社会的背景は、第二次世界大戦後のフェミニズムの拡大・男性優位主義の縮小の過程と、バブル崩壊後の長引く景気後退・労働市場の急激な規制緩和であり、浮かび上がってくる問題は「男性の生きづらさ」である。「女装してリラックスしたい」というこの現象は、現代日本における男性問題の「映し鏡」として登場したものという考察がなされている。 (ja)
  • 男の娘(おとこのこ、英: Otokonoko、中: 偽娘)は、日本のインターネットスラングのひとつ。2000年代にサブカルチャーの領域で知られるようになり、2010年代に広く一般に普及してブームを起こした。二次元および三次元の「少女のような外見をした少年」を指すという一定の共通認識は成立しているが、厳密な解釈は定まっていない。 二次元の「男の娘」と呼ばれる、少女のような外見をした少年キャラクターの流行は、1990年代に形成されたショタ・百合などのジャンルが、女装した少年の登場する対戦型格闘ゲームやアダルトゲームのヒットにより、2002年 - 2005年以降急速に女装と結びついて発生したものという考察がなされている。それらのキャラクターが男性にとり異性愛・性的消費の対象であるか否かに関しては専門家の意見が分かれているが、「受け身になりたい」という彼らの願望が反映されているであろうという点では大体の一致をみている。 三次元の「男の娘」と呼ばれる、現実世界で女装する男性の多くは、トランスジェンダーやゲイなどではなく、一種のコスプレイヤーであるという点で複数の専門家の見方が一致している。江戸時代以前の日本は稚児や女形などの芸能が盛んであり、女装を禁忌としていた西洋文化圏とは対照的な地域のひとつであった。二次元サブカルチャーの動きは、元来女装に寛容であった日本の伝統へと接続し、「かわいい」(英: kawaii)に価値を置く若い世代のカジュアルなファッション文化として定着した。その過程ではインターネットの普及が大きな役割を果たしていた。そして、現実で女装する彼らにも「かわいがられたい」という欲望の存在が指摘されている。 時期の重なり合う両者に共通する社会的背景は、第二次世界大戦後のフェミニズムの拡大・男性優位主義の縮小の過程と、バブル崩壊後の長引く景気後退・労働市場の急激な規制緩和であり、浮かび上がってくる問題は「男性の生きづらさ」である。「女装してリラックスしたい」というこの現象は、現代日本における男性問題の「映し鏡」として登場したものという考察がなされている。 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 1827817 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 122542 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 92666843 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:above
  • 表3:約10年周期の流行(来栖) (ja)
  • 表3:約10年周期の流行(来栖) (ja)
prop-ja:abovestyle
  • font-size:100%; (ja)
  • font-size:100%; (ja)
prop-ja:align
  • right (ja)
  • right (ja)
prop-ja:bodystyle
  • width:22em; (ja)
  • width:22em; (ja)
prop-ja:caption
  • 25 (xsd:integer)
  • 1997 (xsd:integer)
  • 2008 (xsd:integer)
  • 図5:コミケ男性更衣室登録者数(『東方』は2日目) (ja)
  • 図7:成人自殺者の男女比率(2015年、日本) (ja)
  • 図1:雑誌・新聞における「男の娘/女装少年/女装子」記事の二次元/三次元の割合 (ja)
  • 図6:雑誌・新聞における記事件数の推移 (ja)
  • 図11:コミケでの出展サークル数の推移 (ja)
  • 図8:男性の年齢別未婚率の推移(日本) (ja)
  • ふたなりは以前から存在したジャンルで、安定している。 (ja)
  • 図9:女装/男の娘とショタ系書籍の刊行点数の推移 (ja)
  • 図4:ショタアンソロジー刊行数の四半期推移。 (ja)
  • 三次元、二次元/三次元、二次元 (ja)
  • 吉本の調査、椿の調査 (ja)
  • 男の娘、女装、ふたなり (ja)
  • 成年 女装/男の娘、非成年 女装/男の娘、ショタ (ja)
  • 図10:女装少年/男の娘アダルトゲーム発売本数の推移 (ja)
prop-ja:color
  • blue (ja)
  • purple (ja)
  • fuchsia (ja)
  • #1f78b4 (ja)
  • #fb9a99 (ja)
  • blue (ja)
  • purple (ja)
  • fuchsia (ja)
  • #1f78b4 (ja)
  • #fb9a99 (ja)
prop-ja:content
  • Chart | width = 325 | height = 175 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -40 | yAxisTitle = サークル数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 2008夏,2008冬,2009夏,2009冬,2010夏,2010冬,2011夏,2011冬,2012夏,2012冬,2013夏,2013冬,2014夏,2014冬 | y1 = 1,1,2,3,11,6,13,11,19,15,18,24,23,27 | y2 = 5,9,13,8,14,11,13,16,22,20,18,19,19,30 | y3 = 21,27,21,28,22,23,40,23,24,27,20,34,26,34 | colors = #17becf,#e377c2,#bcbd22 (ja)
  • Chart | width = 325 | height = 175 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -60 | yAxisTitle = 刊行点数 | type = line | showSymbols = | x = 1994Q4,1995Q1,1995Q2,1995Q3,1995Q4,1996Q1,1996Q2,1996Q3,1996Q4,1997Q1,1997Q2,1997Q3,1997Q4,1998Q1,1998Q2,1998Q3,1998Q4,1999Q1,1999Q2,1999Q3,1999Q4 | y1 = 1,0,1,1,3,1,3,3,3,10,6,12,13,19,17,12,15,10,6,8,1 (ja)
  • Chart | width = 325 | height = 200 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -30 | yAxisTitle = 作品数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square | x = 1993,1994,1995,1996,1997,1998,1999,2000,2001,2002,2003,2004,2005,2006,2007,2008,2009,2010,2011,2012,2013,2014 | y1 = 1,1,3,4,2,2,3,9,13,16,17,23,24,14,22,26,31,42,42,38,35,22 | y2 = ,,,,,,,,15,17,21,22,25,16,26,30,44,47 | colors = #9467bd,#7f7f7f (ja)
  • Chart | width = 175 | height = 100 | xAxisTitle = | yAxisTitle = 登録者数 | type = rect | showSymbols = | x = 1日目,2日目,3日目 | y1 = 612,941,1186 | y2 = 895,1760,1346 | colors = #7f7fd4,#ffbf7f (ja)
  • Chart | width = 300 | height = 150 | xAxisTitle = | yAxisTitle = 記事件数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 2006,2007,2008,2009,2010,2011,2012,2013,2014 | y1 = 0,0,0,7,2,14,11,13,17 | y2 = 0,0,0,0,2,2,0,0,0 | y3 = 2,1,0,0,2,2,0,4,2 (ja)
  • Chart | width = 325 | height = 175 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -30 | yAxisTitle = 刊行点数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 2003,2004,2005,2006,2007,2008,2009,2010,2011,2012,2013,2014 | y1 = 1,2,4,3,7,7,6,8,10,13,19,25 | y2 = 0,0,0,0,0,0,1,11,21,38,30,13 | y3 = 14,20,17,11,1,1,1,0,0,0,0,0 (ja)
  • Chart | width = 275 | height = 150 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -30 | yAxisTitle = 未婚率 | yAxisFormat = % | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 1960,1965,1970,1975,1980,1985,1990,1995,2000,2005,2010,2015 | y1 = 0.461,0.457,0.465,0.483,0.552,0.606,0.651,0.674,0.694,0.714,0.718,0.727 | y2 = 0.099,0.111,0.117,0.143,0.215,0.282,0.328,0.375,0.429,0.471,0.473,0.471 | y3 = 0.036,0.042,0.047,0.061,0.085,0.142,0.191,0.227,0.262,0.312,0.356,0.35 | colors = #aec7e8,#ffbb78,#98df8a (ja)
  • Chart | width = 325 | height = 175 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -40 | yAxisTitle = サークル数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 2008夏,2008冬,2009夏,2009冬,2010夏,2010冬,2011夏,2011冬,2012夏,2012冬,2013夏,2013冬,2014夏,2014冬 | y1 = 1,1,2,3,11,6,13,11,19,15,18,24,23,27 | y2 = 5,9,13,8,14,11,13,16,22,20,18,19,19,30 | y3 = 21,27,21,28,22,23,40,23,24,27,20,34,26,34 | colors = #17becf,#e377c2,#bcbd22 (ja)
  • Chart | width = 325 | height = 175 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -60 | yAxisTitle = 刊行点数 | type = line | showSymbols = | x = 1994Q4,1995Q1,1995Q2,1995Q3,1995Q4,1996Q1,1996Q2,1996Q3,1996Q4,1997Q1,1997Q2,1997Q3,1997Q4,1998Q1,1998Q2,1998Q3,1998Q4,1999Q1,1999Q2,1999Q3,1999Q4 | y1 = 1,0,1,1,3,1,3,3,3,10,6,12,13,19,17,12,15,10,6,8,1 (ja)
  • Chart | width = 325 | height = 200 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -30 | yAxisTitle = 作品数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square | x = 1993,1994,1995,1996,1997,1998,1999,2000,2001,2002,2003,2004,2005,2006,2007,2008,2009,2010,2011,2012,2013,2014 | y1 = 1,1,3,4,2,2,3,9,13,16,17,23,24,14,22,26,31,42,42,38,35,22 | y2 = ,,,,,,,,15,17,21,22,25,16,26,30,44,47 | colors = #9467bd,#7f7f7f (ja)
  • Chart | width = 175 | height = 100 | xAxisTitle = | yAxisTitle = 登録者数 | type = rect | showSymbols = | x = 1日目,2日目,3日目 | y1 = 612,941,1186 | y2 = 895,1760,1346 | colors = #7f7fd4,#ffbf7f (ja)
  • Chart | width = 300 | height = 150 | xAxisTitle = | yAxisTitle = 記事件数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 2006,2007,2008,2009,2010,2011,2012,2013,2014 | y1 = 0,0,0,7,2,14,11,13,17 | y2 = 0,0,0,0,2,2,0,0,0 | y3 = 2,1,0,0,2,2,0,4,2 (ja)
  • Chart | width = 325 | height = 175 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -30 | yAxisTitle = 刊行点数 | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 2003,2004,2005,2006,2007,2008,2009,2010,2011,2012,2013,2014 | y1 = 1,2,4,3,7,7,6,8,10,13,19,25 | y2 = 0,0,0,0,0,0,1,11,21,38,30,13 | y3 = 14,20,17,11,1,1,1,0,0,0,0,0 (ja)
  • Chart | width = 275 | height = 150 | xAxisTitle = | xAxisAngle = -30 | yAxisTitle = 未婚率 | yAxisFormat = % | type = line | showSymbols = | symbolsShape = circle, square, triangle_up | x = 1960,1965,1970,1975,1980,1985,1990,1995,2000,2005,2010,2015 | y1 = 0.461,0.457,0.465,0.483,0.552,0.606,0.651,0.674,0.694,0.714,0.718,0.727 | y2 = 0.099,0.111,0.117,0.143,0.215,0.282,0.328,0.375,0.429,0.471,0.473,0.471 | y3 = 0.036,0.042,0.047,0.061,0.085,0.142,0.191,0.227,0.262,0.312,0.356,0.35 | colors = #aec7e8,#ffbb78,#98df8a (ja)
prop-ja:data
  • 「男の娘」ブーム (ja)
  • 「男の娘」ブーム (ja)
prop-ja:datastyle
  • text-align:left; (ja)
  • text-align:left; (ja)
prop-ja:fontSize
  • medium (ja)
  • medium (ja)
prop-ja:fontsize
  • 90.0 (dbd:perCent)
prop-ja:label
  • 1960 (xsd:integer)
  • 1970 (xsd:integer)
  • 1980 (xsd:integer)
  • 1990 (xsd:integer)
  • 2000 (xsd:integer)
  • 女性 (ja)
  • 男性 (ja)
  • 三次元 (ja)
  • 二次元 (ja)
  • 二次元/三次元 (ja)
prop-ja:labelstyle
  • vertical-align:top; (ja)
  • vertical-align:top; (ja)
prop-ja:quote
  • 現在では休日の秋葉原で女装して歩いているオタク男子を多数目にすることができる。もし「そんな人間は見たことがない」というのなら、それはオタク男子があまりにも女性らしく装っているために、気がつかないだけだ。 (ja)
  • 自らが女性に扮して彼らから性的な目線で見られる時、私は男性としての評価の外にいることができた。男性の評価とはつまり、社会的地位、収入の多寡によって決まるものだ。なんの仕事をしているの? 年収いくら? 男性として生きるということは、常に働き続け、世間からの評価を勝ち取り続けることだ。 (ja)
  • 後者は、魔法が使える世界の学園ものである。主人公は複数のヒロインと恋愛関係になるが、主人公の悪友、そしてサポート役として、女装少年の渡良瀬準が登場するのだ。準の見た目はまさに美少女である。内面は、女性よりも女性的な面を持っている一方、男の心も忘れていないとされている。準はまさに「男の娘」と呼ぶにふさわしいキャラクターであった。主人公にとって、恋愛の相談相手になる一方、それでいて男性の心も分かる。男性にとって、非常に都合の良い存在なのだ。 (ja)
  • 準自身は主人公のことが好きなようだが、自分で立ち入る限界を設定し、主人公の恋路をサポートする側に回る。準は攻略対象ではないのが、重要なポイントである。攻略対象でない、つまり性的関係の対象ではないために、どろどろした関係にはならないし、男同士の性行為という描写も回避することができる。また、恋愛関係にならないことによって、準は主人公とプレイヤーにとって、ちょうどよい距離を保つことができるようになるのだ。 (ja)
  • オルタナティヴな男性性を追求する大衆文化の新たな動向は、以上のようなグローバリゼーションの深化・新自由主義・平成大不況・社会階層の二極分解と固定化という社会構造の変化に対する若者の「共同性の再建」の試みや「適応的変容」として捉えることができる。そうした要素は、『美少女戦士セーラームーン』よりも『マリア様がみてる』にはるかに顕著に観察される。それは、前者のマンガ連載が始まった1991年という時期と、後者の小説の刊行が始まった199年という時期との間の期間に日本社会で生じた社会構造の変化を反映したものだろう。 (ja)
  • バイセクシュアルである私は、セクシュアルマイノリティに関するホームページを毎日のように読み漁っていた。そんなネットサーフィンを繰り返す中で、ポップにデザインされた一際目立つモカのテキストサイト「Minky House*」に偶然たどり着いた。 Minky House*の掲示板には、ゲイやレズビアンや女装子など、多種多様な若い世代が集まっていた。 数年後、「プロパガンダ」という日本最大級の女装イベントがあることを、インターネット経由で知った。今、女装界隈で最も熱いイベントだという。ホームページのスタッフ欄を見て、私は少なからず驚いた。オーガナイザーは、あのモカではないか。 (ja)
  • それがいまや、『乙女はお姉さまに恋してる』の宮小路瑞穂や『はぴねす!』の渡良瀬準をはじめ、テレビアニメで堂々と女装少年が活躍し、男性視聴者が普通に「萌える」「好きだ」「結婚したい(笑)」などと言える時代になったのです。 では、なぜ女装少年は魅力的なのか——何より重要なのは、そのキャラが実は男であるというギャップです。『はぴねす!』の準がまさにそれ。 また、男性にとって同性である女装キャラは、自己をより投影しやすい存在でもあります。例えば『おとボク』の瑞穂になりきることこそ、萌えの究極形態と言えるでしょう。 (ja)
  • 男子として百合を消費する読者や、百合カップルのあいだに入りたいと思っている読者もいれば、女の子の気持ちになって百合に感情移入したり、「できれば女の子に生まれたかった」と感じている読者もいる。BL好きのなかには、女であることを受け入れづらくてBLにハマる人がいるじゃないですか。あれは男性でもありえると思うんですよ。 (ja)
  • 現在では休日の秋葉原で女装して歩いているオタク男子を多数目にすることができる。もし「そんな人間は見たことがない」というのなら、それはオタク男子があまりにも女性らしく装っているために、気がつかないだけだ。 (ja)
  • 自らが女性に扮して彼らから性的な目線で見られる時、私は男性としての評価の外にいることができた。男性の評価とはつまり、社会的地位、収入の多寡によって決まるものだ。なんの仕事をしているの? 年収いくら? 男性として生きるということは、常に働き続け、世間からの評価を勝ち取り続けることだ。 (ja)
  • 後者は、魔法が使える世界の学園ものである。主人公は複数のヒロインと恋愛関係になるが、主人公の悪友、そしてサポート役として、女装少年の渡良瀬準が登場するのだ。準の見た目はまさに美少女である。内面は、女性よりも女性的な面を持っている一方、男の心も忘れていないとされている。準はまさに「男の娘」と呼ぶにふさわしいキャラクターであった。主人公にとって、恋愛の相談相手になる一方、それでいて男性の心も分かる。男性にとって、非常に都合の良い存在なのだ。 (ja)
  • 準自身は主人公のことが好きなようだが、自分で立ち入る限界を設定し、主人公の恋路をサポートする側に回る。準は攻略対象ではないのが、重要なポイントである。攻略対象でない、つまり性的関係の対象ではないために、どろどろした関係にはならないし、男同士の性行為という描写も回避することができる。また、恋愛関係にならないことによって、準は主人公とプレイヤーにとって、ちょうどよい距離を保つことができるようになるのだ。 (ja)
  • オルタナティヴな男性性を追求する大衆文化の新たな動向は、以上のようなグローバリゼーションの深化・新自由主義・平成大不況・社会階層の二極分解と固定化という社会構造の変化に対する若者の「共同性の再建」の試みや「適応的変容」として捉えることができる。そうした要素は、『美少女戦士セーラームーン』よりも『マリア様がみてる』にはるかに顕著に観察される。それは、前者のマンガ連載が始まった1991年という時期と、後者の小説の刊行が始まった199年という時期との間の期間に日本社会で生じた社会構造の変化を反映したものだろう。 (ja)
  • バイセクシュアルである私は、セクシュアルマイノリティに関するホームページを毎日のように読み漁っていた。そんなネットサーフィンを繰り返す中で、ポップにデザインされた一際目立つモカのテキストサイト「Minky House*」に偶然たどり着いた。 Minky House*の掲示板には、ゲイやレズビアンや女装子など、多種多様な若い世代が集まっていた。 数年後、「プロパガンダ」という日本最大級の女装イベントがあることを、インターネット経由で知った。今、女装界隈で最も熱いイベントだという。ホームページのスタッフ欄を見て、私は少なからず驚いた。オーガナイザーは、あのモカではないか。 (ja)
  • それがいまや、『乙女はお姉さまに恋してる』の宮小路瑞穂や『はぴねす!』の渡良瀬準をはじめ、テレビアニメで堂々と女装少年が活躍し、男性視聴者が普通に「萌える」「好きだ」「結婚したい(笑)」などと言える時代になったのです。 では、なぜ女装少年は魅力的なのか——何より重要なのは、そのキャラが実は男であるというギャップです。『はぴねす!』の準がまさにそれ。 また、男性にとって同性である女装キャラは、自己をより投影しやすい存在でもあります。例えば『おとボク』の瑞穂になりきることこそ、萌えの究極形態と言えるでしょう。 (ja)
  • 男子として百合を消費する読者や、百合カップルのあいだに入りたいと思っている読者もいれば、女の子の気持ちになって百合に感情移入したり、「できれば女の子に生まれたかった」と感じている読者もいる。BL好きのなかには、女であることを受け入れづらくてBLにハマる人がいるじゃないですか。あれは男性でもありえると思うんですよ。 (ja)
prop-ja:reference
  • 堀あきこ「〈かわいい〉の威力、〈あこがれ〉の伝播:『ストップ!! ひばりくん!』の頃と現在」、222-231頁。。 (ja)
  • 吉本たいまつ「ショタ・女装少年・男の娘:二次元表現における「男の娘」の変遷」、210-224頁。。 (ja)
  • 来栖美憂「「男の娘」と「ボクら」の歴史」、6-31頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 第3回:90年代を受けて00年代 “女装少年”の展開」、220-225頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装初心者・男の娘のための女装とコスプレ特集」、43-49頁。 (ja)
  • 久米依子「トラブルとしてのセクシュアリティ:〈男の娘〉表象と少女コミュニティ志向」、69-83頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 第2回:メジャー漫画の“性転換モノ”について」、166-171頁。 (ja)
  • 来栖美憂「名作に見る様々な男の娘たち」、49-57頁。 (ja)
  • ふみふみこ、秀良子「女装男子は一日にしてならず、いわんや男の娘をや」、56-68頁。。 (ja)
  • 三橋順子「変容する女装文化:異性装と自己表現」、84-114頁。 (ja)
  • 大島薫「超克される性/別:〈男の娘〉という存在論」、93-104頁。。 (ja)
  • Kinsella, Sharon. “OTOKO NO KO(オトコの娘)”. 190-195. (ja)
  • 渡辺由美子「ショタの研究」、31-55頁。 (ja)
  • 「女装美少年たちが美少女化した時代背景」、47-65頁。 (ja)
  • 吉田悟郎「オトコの娘ラヴァーズ!! 第2話:愛でたいの? なりたいの?」、277-300頁。 (ja)
  • . “Subcultures: Role of Media”. 1-11. (ja)
  • 樋口康一郎「「女の子になりたい男」の近代:異性愛制度のなかの〈男の娘〉表象」、85-92頁。。 (ja)
  • 田中東子「自由と抑圧のはざまでかわいさを身にまとう」、122-130頁。。 (ja)
  • 魔北葵「ふたなりから男の娘という表現へ」、160-165頁。 (ja)
  • 井戸隆明「『オトコノコ倶楽部』創刊編集長・井戸隆明に聞く」、11-46頁。 (ja)
  • 西田一「“脳内彼女”ディレクター・西田一に訊く「男の娘とは?」」、128-129頁。 (ja)
  • 三葉、土方敏良「女装愛から企画されたマニュアル本誕生まで」、182-184頁。 (ja)
  • あしやまひろこ「女装と男の娘の容姿と身体」、114-121頁。。 (ja)
  • 永山薫「大きな声ではいえないオトコノコ漫画の秘密」、147-157頁。。 (ja)
  • 新野安「男の娘に目覚めるためのブックガイド」、59-85頁。 (ja)
  • 天野しゅにんた「女子と/の恋愛:百合という観測問題」、92-100頁。。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 最終回:「オトコノコ」の今」、210-215頁。 (ja)
  • ノトフ、(福)「いますぐ始めよう! 僕たち男の娘宣言!」、98-99頁。 (ja)
  • 泉信行「男の娘のメカニズム:その見られ方、読まれ方」、176-181頁。。 (ja)
  • 水の人美、まゐ「「季刊性癖」出張版」、24-25頁。 (ja)
  • 椿かすみ「魅せ(られ)る男たち:〈男の娘〉の系譜」、26-28頁。 (ja)
  • 幾夜大黒堂「境目と境界の漸近線:『境界のないセカイ』の向こう側」、139-146頁。。 (ja)
  • 上手詩織「女装文化の歴史 第五回◎女装イベント、その発生と展開」、182-189頁。 (ja)
  • 来栖美憂「おと☆娘特製 オトコの娘年表」、103-105頁。 (ja)
  • 三橋順子「トランスジェンダー文化の原理:双性のシャーマンの末裔たちへ」、69-76頁。。 (ja)
  • さつき「男の一生よりも刺激的な女の一夜」、110-113頁。。 (ja)
  • 日高利泰「彷徨う者たちの倫理:来るべき志村貴子論のために」、158-166頁。。 (ja)
  • 椿かすみ「魅せ(られ)た男たち:《男の娘》10年の軌跡」、191-198頁。。 (ja)
  • 民安ともえ「民安ともえの2011年ひとりオトコの娘アワード?」、216-217頁。 (ja)
  • 柴田英里「ヘルマフロディトスの身体:オブジェとしての男の娘は如何にして誕生し、何を求めるのか」、131-138頁。。 (ja)
  • 藤本由香里「「百合」の来し方:「女どうしの愛」を漫画はどう描いてきたか?」、101-109頁。。 (ja)
  • 「女装イベントリポート① 東京化粧男子宣言」、82-85頁。 (ja)
  • たまごまご「ゼロ年代は「百合」ジャンルの創成期!!」、60-61頁。 (ja)
  • 今俊郎「女装美少年ゲーム 今後はこうなる!」、74頁。 (ja)
  • 佐伯順子「“男性差別”社会の癒やし:女装男子の歴史と現在」、77-84頁。。 (ja)
  • 永山薫「セクシュアリティの変容」、39-57頁。 (ja)
  • 吉本たいまつ「男もすなるボーイズラブ」、106-112頁。。 (ja)
  • 七松建司「七松建司 ロングインタビュー」、37-58頁。 (ja)
  • 彼佐真近「男性から見た女装美少年、女性から見た女装美少年」、75頁。 (ja)
  • 水野麗「「男の娘」好きの男の子についての考察」、31-45頁。。 (ja)
  • ちゃとら、こ〜ちゃ「見逃せない2D世界の男の娘達①人気ゲーム「はぴねす!」《渡良瀬準》編」、90-93頁。 (ja)
  • 「緊急! 覆面座談会」、80-85頁。 (ja)
  • 来栖美憂「来栖美憂のオトコの娘名作批評 第3回“バーコードファイター”」、283頁。 (ja)
  • 井戸隆明「“オトコノコ”はどこにいる」、182-190頁。。 (ja)
  • 二村ヒトシ「彼女から生えているのは「ぼくのと同じちんぽ」だ」、205-209頁。。 (ja)
  • 来栖美憂「男の娘的なものの分類」、32-38頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 第1回:メジャー漫画・2000年編」、138-143頁。 (ja)
  • 水野麗「「男の娘」への愛と傷と鏡」、199-204頁。。 (ja)
  • (福)「女装少年に首ったけ!」、16頁。 (ja)
  • 堀あきこ「〈かわいい〉の威力、〈あこがれ〉の伝播:『ストップ!! ひばりくん!』の頃と現在」、222-231頁。。 (ja)
  • 吉本たいまつ「ショタ・女装少年・男の娘:二次元表現における「男の娘」の変遷」、210-224頁。。 (ja)
  • 来栖美憂「「男の娘」と「ボクら」の歴史」、6-31頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 第3回:90年代を受けて00年代 “女装少年”の展開」、220-225頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装初心者・男の娘のための女装とコスプレ特集」、43-49頁。 (ja)
  • 久米依子「トラブルとしてのセクシュアリティ:〈男の娘〉表象と少女コミュニティ志向」、69-83頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 第2回:メジャー漫画の“性転換モノ”について」、166-171頁。 (ja)
  • 来栖美憂「名作に見る様々な男の娘たち」、49-57頁。 (ja)
  • ふみふみこ、秀良子「女装男子は一日にしてならず、いわんや男の娘をや」、56-68頁。。 (ja)
  • 三橋順子「変容する女装文化:異性装と自己表現」、84-114頁。 (ja)
  • 大島薫「超克される性/別:〈男の娘〉という存在論」、93-104頁。。 (ja)
  • Kinsella, Sharon. “OTOKO NO KO(オトコの娘)”. 190-195. (ja)
  • 渡辺由美子「ショタの研究」、31-55頁。 (ja)
  • 「女装美少年たちが美少女化した時代背景」、47-65頁。 (ja)
  • 吉田悟郎「オトコの娘ラヴァーズ!! 第2話:愛でたいの? なりたいの?」、277-300頁。 (ja)
  • . “Subcultures: Role of Media”. 1-11. (ja)
  • 樋口康一郎「「女の子になりたい男」の近代:異性愛制度のなかの〈男の娘〉表象」、85-92頁。。 (ja)
  • 田中東子「自由と抑圧のはざまでかわいさを身にまとう」、122-130頁。。 (ja)
  • 魔北葵「ふたなりから男の娘という表現へ」、160-165頁。 (ja)
  • 井戸隆明「『オトコノコ倶楽部』創刊編集長・井戸隆明に聞く」、11-46頁。 (ja)
  • 西田一「“脳内彼女”ディレクター・西田一に訊く「男の娘とは?」」、128-129頁。 (ja)
  • 三葉、土方敏良「女装愛から企画されたマニュアル本誕生まで」、182-184頁。 (ja)
  • あしやまひろこ「女装と男の娘の容姿と身体」、114-121頁。。 (ja)
  • 永山薫「大きな声ではいえないオトコノコ漫画の秘密」、147-157頁。。 (ja)
  • 新野安「男の娘に目覚めるためのブックガイド」、59-85頁。 (ja)
  • 天野しゅにんた「女子と/の恋愛:百合という観測問題」、92-100頁。。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 最終回:「オトコノコ」の今」、210-215頁。 (ja)
  • ノトフ、(福)「いますぐ始めよう! 僕たち男の娘宣言!」、98-99頁。 (ja)
  • 泉信行「男の娘のメカニズム:その見られ方、読まれ方」、176-181頁。。 (ja)
  • 水の人美、まゐ「「季刊性癖」出張版」、24-25頁。 (ja)
  • 椿かすみ「魅せ(られ)る男たち:〈男の娘〉の系譜」、26-28頁。 (ja)
  • 幾夜大黒堂「境目と境界の漸近線:『境界のないセカイ』の向こう側」、139-146頁。。 (ja)
  • 上手詩織「女装文化の歴史 第五回◎女装イベント、その発生と展開」、182-189頁。 (ja)
  • 来栖美憂「おと☆娘特製 オトコの娘年表」、103-105頁。 (ja)
  • 三橋順子「トランスジェンダー文化の原理:双性のシャーマンの末裔たちへ」、69-76頁。。 (ja)
  • さつき「男の一生よりも刺激的な女の一夜」、110-113頁。。 (ja)
  • 日高利泰「彷徨う者たちの倫理:来るべき志村貴子論のために」、158-166頁。。 (ja)
  • 椿かすみ「魅せ(られ)た男たち:《男の娘》10年の軌跡」、191-198頁。。 (ja)
  • 民安ともえ「民安ともえの2011年ひとりオトコの娘アワード?」、216-217頁。 (ja)
  • 柴田英里「ヘルマフロディトスの身体:オブジェとしての男の娘は如何にして誕生し、何を求めるのか」、131-138頁。。 (ja)
  • 藤本由香里「「百合」の来し方:「女どうしの愛」を漫画はどう描いてきたか?」、101-109頁。。 (ja)
  • 「女装イベントリポート① 東京化粧男子宣言」、82-85頁。 (ja)
  • たまごまご「ゼロ年代は「百合」ジャンルの創成期!!」、60-61頁。 (ja)
  • 今俊郎「女装美少年ゲーム 今後はこうなる!」、74頁。 (ja)
  • 佐伯順子「“男性差別”社会の癒やし:女装男子の歴史と現在」、77-84頁。。 (ja)
  • 永山薫「セクシュアリティの変容」、39-57頁。 (ja)
  • 吉本たいまつ「男もすなるボーイズラブ」、106-112頁。。 (ja)
  • 七松建司「七松建司 ロングインタビュー」、37-58頁。 (ja)
  • 彼佐真近「男性から見た女装美少年、女性から見た女装美少年」、75頁。 (ja)
  • 水野麗「「男の娘」好きの男の子についての考察」、31-45頁。。 (ja)
  • ちゃとら、こ〜ちゃ「見逃せない2D世界の男の娘達①人気ゲーム「はぴねす!」《渡良瀬準》編」、90-93頁。 (ja)
  • 「緊急! 覆面座談会」、80-85頁。 (ja)
  • 来栖美憂「来栖美憂のオトコの娘名作批評 第3回“バーコードファイター”」、283頁。 (ja)
  • 井戸隆明「“オトコノコ”はどこにいる」、182-190頁。。 (ja)
  • 二村ヒトシ「彼女から生えているのは「ぼくのと同じちんぽ」だ」、205-209頁。。 (ja)
  • 来栖美憂「男の娘的なものの分類」、32-38頁。 (ja)
  • 来栖美憂「女装少年の系譜 第1回:メジャー漫画・2000年編」、138-143頁。 (ja)
  • 水野麗「「男の娘」への愛と傷と鏡」、199-204頁。。 (ja)
  • (福)「女装少年に首ったけ!」、16頁。 (ja)
prop-ja:source
  • — 井上魅夜 (ja)
  • — 漫画家・天野しゅにんた (ja)
  • — 井上魅夜 (ja)
  • — 漫画家・天野しゅにんた (ja)
prop-ja:thumb
  • left (ja)
  • left (ja)
prop-ja:value
  • 3.600000 (xsd:double)
  • 15.700000 (xsd:double)
  • 30.700000 (xsd:double)
  • 69.300000 (xsd:double)
  • 80.700000 (xsd:double)
prop-ja:video
  • 2015 (xsd:integer)
prop-ja:width
  • 200 (xsd:integer)
  • 250 (xsd:integer)
  • 262 (xsd:integer)
  • 385 (xsd:integer)
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
prop-ja:表記
  • おとこのこ (ja)
  • おとこの娘 (ja)
  • オトコのコ (ja)
  • オトコの娘 (ja)
  • オトコノコ (ja)
  • オトコノ娘 (ja)
  • 男のコ (ja)
  • 男の娘 (ja)
  • 男娘の子 (ja)
  • おとこのこ (ja)
  • おとこの娘 (ja)
  • オトコのコ (ja)
  • オトコの娘 (ja)
  • オトコノコ (ja)
  • オトコノ娘 (ja)
  • 男のコ (ja)
  • 男の娘 (ja)
  • 男娘の子 (ja)
dct:subject
rdfs:comment
  • 男の娘(おとこのこ、英: Otokonoko、中: 偽娘)は、日本のインターネットスラングのひとつ。2000年代にサブカルチャーの領域で知られるようになり、2010年代に広く一般に普及してブームを起こした。二次元および三次元の「少女のような外見をした少年」を指すという一定の共通認識は成立しているが、厳密な解釈は定まっていない。 二次元の「男の娘」と呼ばれる、少女のような外見をした少年キャラクターの流行は、1990年代に形成されたショタ・百合などのジャンルが、女装した少年の登場する対戦型格闘ゲームやアダルトゲームのヒットにより、2002年 - 2005年以降急速に女装と結びついて発生したものという考察がなされている。それらのキャラクターが男性にとり異性愛・性的消費の対象であるか否かに関しては専門家の意見が分かれているが、「受け身になりたい」という彼らの願望が反映されているであろうという点では大体の一致をみている。 時期の重なり合う両者に共通する社会的背景は、第二次世界大戦後のフェミニズムの拡大・男性優位主義の縮小の過程と、バブル崩壊後の長引く景気後退・労働市場の急激な規制緩和であり、浮かび上がってくる問題は「男性の生きづらさ」である。「女装してリラックスしたい」というこの現象は、現代日本における男性問題の「映し鏡」として登場したものという考察がなされている。 (ja)
  • 男の娘(おとこのこ、英: Otokonoko、中: 偽娘)は、日本のインターネットスラングのひとつ。2000年代にサブカルチャーの領域で知られるようになり、2010年代に広く一般に普及してブームを起こした。二次元および三次元の「少女のような外見をした少年」を指すという一定の共通認識は成立しているが、厳密な解釈は定まっていない。 二次元の「男の娘」と呼ばれる、少女のような外見をした少年キャラクターの流行は、1990年代に形成されたショタ・百合などのジャンルが、女装した少年の登場する対戦型格闘ゲームやアダルトゲームのヒットにより、2002年 - 2005年以降急速に女装と結びついて発生したものという考察がなされている。それらのキャラクターが男性にとり異性愛・性的消費の対象であるか否かに関しては専門家の意見が分かれているが、「受け身になりたい」という彼らの願望が反映されているであろうという点では大体の一致をみている。 時期の重なり合う両者に共通する社会的背景は、第二次世界大戦後のフェミニズムの拡大・男性優位主義の縮小の過程と、バブル崩壊後の長引く景気後退・労働市場の急激な規制緩和であり、浮かび上がってくる問題は「男性の生きづらさ」である。「女装してリラックスしたい」というこの現象は、現代日本における男性問題の「映し鏡」として登場したものという考察がなされている。 (ja)
rdfs:label
  • 男の娘 (ja)
  • 男の娘 (ja)
owl:sameAs
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageRedirects of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is prop-ja:ジャンル of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of