無色界(むしきかい、梵: ārūpya、巴: Ārūpyadhātu)は、天部の最高部に位置し三界の一つである。欲望も物質的条件も超越し、ただ精神作用にのみ住む世界であり、禅定に住している世界。下から空無辺処・識無辺処・無所有処・非想非非想処の4つがある。 無色と名づくのは、説一切有部では色がまったく無いからといい、大衆部・化地部などは麁色なき所謂とし、経部では色の起るを妨げずをいうからといわれる。