暁新世-始新世温暖化極大(ぎょうしんせい-ししんせいおんだんかきょくだい)は、数千年あるいはそれ以下の短期間で進行したと推定されている、約5500万年前に起きた急速な全球的温暖化現象。新生代に発生した温暖化現象では史上最大規模のものである。全球の平均気温が5 - 9℃上昇したほか、炭素同位体比(δ13C)が大きく低下し、海洋の炭酸塩の溶解による海洋酸性化も発生した。また、この出来事は霊長類の進化史にも大きく影響したと見られている。