素粒子物理学において、弱い相互作用(よわいそうごさよう、英語: weak interaction、弱い力や弱い核力とも呼ばれる)は、原子の放射性崩壊の原因となる亜原子粒子間の相互作用のメカニズムである。核分裂において重要な役割を果たしており、その振る舞いと効果の両方の観点から見る理論は量子フレーバーダイナミクス(QFD)と呼ばれることがあるが、電弱理論(EWT)の観点からより良く理解されるため、QFDという用語はほとんど使われない。これに加え、QFDは強い相互作用を扱う量子色力学(QCD)および電磁気力を扱う量子電磁力学(QED)に関連している。 弱い力が有効な範囲は亜原子の距離に限定されており、陽子の直径よりも小さい。強い相互作用、電磁気力、重力と並び自然の4つの既知の力に関連する基本相互作用の1つである。