チャイナドレス、また旗袍・チーパオは、一般的に立領で横に深いスリットが入った衣服であり、おもに女性が着るボディコンシャスなワンピースである。 日本では「中国を代表する民族衣装」と認識されてきたが、厳密に言えば満州人や漢民族の伝統服ではなく、近代の中華民国の時代で発明されたもの。最後の中華王朝「清国」が滅ぼされた後、上海の女学生たちが満州服に洋服の裁断要素を重ね合わせ、創られた服である。形態面では満州服の中の「袍」に近いが、今は漢人を中心に着続けられている。