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- 本項目ではqu以外の綴りでqを含む英単語(quいがいのつづりでqをふくむえいたんご)について概説する。現代英語の正書法において、“Q”は、“U”を伴って“qu”の綴りで用いるのが原則である。これは1066年のノルマン・コンクエスト以降、フランスの写字者により古期英語における“cw”が、フランス語に準じて“qu”に書きかえられたことが原因である(例:古期英語cwen → 中期英語quen → 現代英語queen)。 “qu”以外の綴りで“q”を含む英単語は、もっぱら借用語に限られる。このような語は出現頻度が非常に低いため、正規表現の教科書でも言及されることがある。 このような例外的な語の大多数が、アラビア語、中国語、ヘブライ語、イヌクティトゥト語などに由来する英単語(英語化した借用語)である。ここに挙げた各言語は、アルファベット以外の表記体系を有し、“Q”で代用される文字は英語にはみられない発音をもつことが多い。例えば、中国語(普通話)の拼音において、“qi”(英語で「気功」を意味する)は、英語話者が「チー(/tʃi/)」と発音する語である。このように拼音における“q”は、[tɕʰ]という中国語の音素を表現する文字であり、[tɕʰ]は英語における近似音[tʃ]で代用される。他の例では、“qat”(カート、ニシキギ科の常緑樹の一種)、“faqir”()、Quran(クルアーン)などにみられる“q”は、標準アラビア語において無声口蓋垂破裂音[q]の発音を表現する。アラビア語におけるقは、“K”と翻字されるكと明確に区別するため、慣習的に“Q”と翻字される。例えば、قلب /qalb/と كلب /kalb/ は、それぞれ「心臓」、「犬」を意味する別単語である。ただし、“Koran”(←Quran)や“Cairo”(←Qahirah、カイロ)のようにアラビア語の“Q”は、“K”や“C”で代用されることもある。 以下の一覧にある語のほとんどは、名詞であり、借用語に分類される英単語である。“qu”以外の綴りで“q”を含む単語のうち借用語でないものは、“qiana”、“qwerty”、“tranq”のみである。英語でぴったり当てはまる語が存在しない概念や社会習俗は多くの場合、他の言語からそのまま借用されるのだが、“qu”以外の綴りで“q”を含む単語の中にも、英語としてすっかり定着し、英英辞典の編集者が英語であると認めた単語もある。以下の一覧で取り上げる単語は、これら主要な辞書に採録されているものに限定する。また、単純な派生語は省略する。 固有名詞も以下の一覧からは除外するが、一部節で解説する。 (ja)
- 本項目ではqu以外の綴りでqを含む英単語(quいがいのつづりでqをふくむえいたんご)について概説する。現代英語の正書法において、“Q”は、“U”を伴って“qu”の綴りで用いるのが原則である。これは1066年のノルマン・コンクエスト以降、フランスの写字者により古期英語における“cw”が、フランス語に準じて“qu”に書きかえられたことが原因である(例:古期英語cwen → 中期英語quen → 現代英語queen)。 “qu”以外の綴りで“q”を含む英単語は、もっぱら借用語に限られる。このような語は出現頻度が非常に低いため、正規表現の教科書でも言及されることがある。 このような例外的な語の大多数が、アラビア語、中国語、ヘブライ語、イヌクティトゥト語などに由来する英単語(英語化した借用語)である。ここに挙げた各言語は、アルファベット以外の表記体系を有し、“Q”で代用される文字は英語にはみられない発音をもつことが多い。例えば、中国語(普通話)の拼音において、“qi”(英語で「気功」を意味する)は、英語話者が「チー(/tʃi/)」と発音する語である。このように拼音における“q”は、[tɕʰ]という中国語の音素を表現する文字であり、[tɕʰ]は英語における近似音[tʃ]で代用される。他の例では、“qat”(カート、ニシキギ科の常緑樹の一種)、“faqir”()、Quran(クルアーン)などにみられる“q”は、標準アラビア語において無声口蓋垂破裂音[q]の発音を表現する。アラビア語におけるقは、“K”と翻字されるكと明確に区別するため、慣習的に“Q”と翻字される。例えば、قلب /qalb/と كلب /kalb/ は、それぞれ「心臓」、「犬」を意味する別単語である。ただし、“Koran”(←Quran)や“Cairo”(←Qahirah、カイロ)のようにアラビア語の“Q”は、“K”や“C”で代用されることもある。 以下の一覧にある語のほとんどは、名詞であり、借用語に分類される英単語である。“qu”以外の綴りで“q”を含む単語のうち借用語でないものは、“qiana”、“qwerty”、“tranq”のみである。英語でぴったり当てはまる語が存在しない概念や社会習俗は多くの場合、他の言語からそのまま借用されるのだが、“qu”以外の綴りで“q”を含む単語の中にも、英語としてすっかり定着し、英英辞典の編集者が英語であると認めた単語もある。以下の一覧で取り上げる単語は、これら主要な辞書に採録されているものに限定する。また、単純な派生語は省略する。 固有名詞も以下の一覧からは除外するが、一部節で解説する。 (ja)
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- 本項目ではqu以外の綴りでqを含む英単語(quいがいのつづりでqをふくむえいたんご)について概説する。現代英語の正書法において、“Q”は、“U”を伴って“qu”の綴りで用いるのが原則である。これは1066年のノルマン・コンクエスト以降、フランスの写字者により古期英語における“cw”が、フランス語に準じて“qu”に書きかえられたことが原因である(例:古期英語cwen → 中期英語quen → 現代英語queen)。 “qu”以外の綴りで“q”を含む英単語は、もっぱら借用語に限られる。このような語は出現頻度が非常に低いため、正規表現の教科書でも言及されることがある。 以下の一覧にある語のほとんどは、名詞であり、借用語に分類される英単語である。“qu”以外の綴りで“q”を含む単語のうち借用語でないものは、“qiana”、“qwerty”、“tranq”のみである。英語でぴったり当てはまる語が存在しない概念や社会習俗は多くの場合、他の言語からそのまま借用されるのだが、“qu”以外の綴りで“q”を含む単語の中にも、英語としてすっかり定着し、英英辞典の編集者が英語であると認めた単語もある。以下の一覧で取り上げる単語は、これら主要な辞書に採録されているものに限定する。また、単純な派生語は省略する。 固有名詞も以下の一覧からは除外するが、一部節で解説する。 (ja)
- 本項目ではqu以外の綴りでqを含む英単語(quいがいのつづりでqをふくむえいたんご)について概説する。現代英語の正書法において、“Q”は、“U”を伴って“qu”の綴りで用いるのが原則である。これは1066年のノルマン・コンクエスト以降、フランスの写字者により古期英語における“cw”が、フランス語に準じて“qu”に書きかえられたことが原因である(例:古期英語cwen → 中期英語quen → 現代英語queen)。 “qu”以外の綴りで“q”を含む英単語は、もっぱら借用語に限られる。このような語は出現頻度が非常に低いため、正規表現の教科書でも言及されることがある。 以下の一覧にある語のほとんどは、名詞であり、借用語に分類される英単語である。“qu”以外の綴りで“q”を含む単語のうち借用語でないものは、“qiana”、“qwerty”、“tranq”のみである。英語でぴったり当てはまる語が存在しない概念や社会習俗は多くの場合、他の言語からそのまま借用されるのだが、“qu”以外の綴りで“q”を含む単語の中にも、英語としてすっかり定着し、英英辞典の編集者が英語であると認めた単語もある。以下の一覧で取り上げる単語は、これら主要な辞書に採録されているものに限定する。また、単純な派生語は省略する。 固有名詞も以下の一覧からは除外するが、一部節で解説する。 (ja)
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- Qu以外の綴りでqを含む英単語の一覧 (ja)
- Qu以外の綴りでqを含む英単語の一覧 (ja)
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