九九式普通実包(きゅうきゅうしきふつうじっぽう)とは、日本陸軍が使用した7.7mm弾薬の名称である。九二式実包と薬莢の外形がほぼ同じであり、九九式小銃、九九式短小銃、九九式軽機関銃用の弾薬として使用された。本実包は、半起縁または無起縁の九二式実包を使用する九二式重機関銃や、九七式実包(後に九二式実包に改称)を使用する九七式車載重機関銃、無起縁の九二式実包を使用する一式重機関銃等の各種7.7mm銃からも発射可能であった。また、日本海軍が開発した四式自動小銃でも使用された。本実包の規格は7.7mm×58である。