太平洋ベルト(たいへいようベルト)とは、日本の茨城県から大分県までを結ぶ、一連の工業地帯・工業地域をいう。 国民所得倍増計画(1960年)策定のための経済審議会産業立地小委員会報告において、既存の四大工業地帯への過度の集中による弊害が発生していたことから、瀬戸内海沿岸、静岡県などこれらの中間に新たな工業地帯を形成することにより、ベルト上の太平洋沿岸地域全体を工業立地の中核とするという、いわゆる太平洋ベルト地帯構想が提唱されたことに由来する。