『分裂病の精神病理』(ぶんれつびょうのせいしんびょうり)は、日本の精神科医である土居健郎が中心となり、1972年に気鋭の精神医学者達が統合失調症に関するワークショップを行い、その成果を一冊の本にまとめたものである。当初は一回きりの試みとして行われたが、結果として大きな成功を収め、以後16年間続くシリーズとなった。17年目には出版を東京大学出版会から星和書店が引き継ぎ、書名を『分裂病の精神病理と治療』へと改め、計8巻を発行している。1972年〜1997年へと四半世紀(足かけ26年)に渡り計24巻を発行する長大なシリーズである。